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[写真1] 京都「柳月堂」のくるみパンシリーズ。くるみと相性がいいレーズン入りのものやクリームチーズ入りのものがある。人気なのはくるみサンライズ(くるみメロンパン)。 |
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[写真2] ひまわりの種入りはどこへ行っても手を出してしまう一品。茗荷谷の「マールツァイト」のこれはどっしりしっとりした生地にひまわりの種。やめられない止まらない〜! |
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[写真3] 伊勢原「ブノワトン」のパンたち。ぶつぶつはもちろんだけど、どれもこれもおいしい。まん中の丸いのはくるみパン。この日のはちょっと問題あり? |
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[写真4] 問題ありって、見て見てこの中身。黒ゴマ入りパンかと思っちゃったー。でもくるみの皮の部分が不必要に多く入っちゃってこんな色になってしまったの。風味最強! |
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■著者プロフィール■ |
渡邉 政子(わたなべ まさこ)
愛パン家。「パンの会」を主宰。 留学先のオーストラリアで食べた焼きたてのパンがきっかけでパンのとりこになる。
1992年「パンの会」発足。現在会員数約6000人。
パンに関する雑誌、TV番組等の取材、コーディネーションほか、パンに関する著書、共書多数。今回当サイトへはコラムのほか写真も提供。
・パンの会HPはこちら | | | |
今年の夏休みはスペイン・アンダルシアで過ごした。
毎日ギラギラとお日様が照りつけ、日中の日なたの暑さといったら半端ではない。焦げてしまいそうなほど暑いが、乾燥しているのでひとたび日陰に入ってしまえばそのギラギラの暑さはしのげるし、夜はすっと温度が下がるので日本の熱帯夜のようなものはない。私が過ごした標高1000mくらいの村はいわゆる高原気候。雨なんか全然降らないし湿気も全然なし。お肌が粉を吹いてしまうくらい乾燥している。それで辺りは天然ドライフラワーの宝庫。そんな中に力強く生きているのがオリーブ、アーモンド、くるみ、ぶどうの木。乾燥した大地にしっかりと根をはり、秋には濃厚で大粒の実をつける。夏はまだ青い実だったのだが、その粒の大きさには驚かされた。
スペイン産のアーモンドというのは大粒で味がいいと日本のパティシエの中でも評判がいい。アルプハーラの特産物はアーモンドとくるみ、イチジクだ。焼き菓子でもアルプハーラと名前がつくものはたいていアーモンドかくるみが使われていた。じゃあくるみ入りのパンがあるかというと……。パンは食事用のプレーンなものがほとんどで、あまりバリエーションがなかった。アーモンドもくるみももっぱら焼き菓子で口にしただけだった。
もともとナッツ類は大好きなので日本に帰って来てから口にしたくるみ入りのパンのおいしいことおいしいこと。
一番はじめに食べたのは冷凍で届いた京都の「ル・プチ・メック」のオレンジとくるみのプチパンだったと思う。これはおねーちゃんがお野菜と実家のおそばを送ったお礼にと届いたもの。もともとこのオレンジとくるみのパンは大好きだったのでバンバンザイ。さらにくるみとレーズンパンもお裾分けをもらった。
東京に帰って来てからはパンの会のイベントで「ヴィロンのパンを食べよう」というイベントを開催したので、ヴィロンのパンを片っ端から食べてみた。その中でのお気に入りがセーグル・ノア。ごろごろと大きなくるみがいっぱい入ったくるみパン。パン生地もおいしいが、そのゴロゴロのくるみはたまらない。スペイン産じゃなくてカリフォルニアウォールナッツらしいが、とにかくゴロゴロなのだ。 大きなくるみが入っているのは「madu」のリュスティック・ノアも負けてない。こっちは昨日もボッコボッコでしっとりした白いモチモチしたパン生地半割りくらいのくるみがゴロゴロ。これも食べはじめたら止まらない。大・小の二種類があるが後悔しないように大を買うことをおすすめする。当日生を食べてもいいが、翌日さっとトーストしたものもオススメ。あ〜「ドンク」のレトロノアも一本一気食い。バゲットの半分ほどの大きさで細長いので香ばしさも抜群!!!
 | 大阪の「ア・ビアント」にもいろんなぶつぶつがあるが、おつまみにもなるくるみとゴルゴンゾーラのカンパーニュもナイスな逸品だった。荻窪の「ルヴュール」には日替わりだったと思うがブラックペッパーとくるみって私のために作られたのかと思われるようなおいしいパンもある。←ハード系。
「ブロートハイム」や神戸の「フロイン堂」のくるみパンはさっくりと軽いタイプで、京都の「柳月堂」のくるみパンは甘いパン生地にくるみが入っていておやつ向け。柳月堂には様々なバリエーションのくるみパンがあって、あんこ入りのくるみパンもある。くるみよりもくんにょりした食感のカシューナッツが入ったパンでオススメは何といっても「ペルティエ」のポワブル・エ・ノワ。これはカシューナッツが好きで、というよりもポワブル=コショウが好きだからなのだ。ブラック、グリーンのペッパーが入っていてピリピリするが香りがたまらないのだ。味も◎。
あー、思い出した、ものすごくおいしいパン。代官山の「アルトファゴス」のピーナッツのリュスティック。もともとピーナッツは好きだったが、ちょっとムチッとするパンに入ったかりかり香ばしいピーナッツ。ピーナッツって一般的なものなのに、ピーナッツ入りのパンってあんまり見ないでしょ。おすすめよー。
ナッツ類で一番好きなのはマカデミアナッツなんだけど、あまりパンには使われていない。次に好きはピスタチオも。ケーキには使われるのになー。他にナッツ系のものでオススメなのはひまわりの種やカボチャの種のパン。独特な風味とおいしさがあるの。
ドイツパンをやっているお店にはたぶんあるので試してみてね。
「パンカレンダー」は今回で、残念だけど、最終回。もっともっとおいしいパンをみんなに教えてあげたかったのに。でもまたいつかチャンスがあったらね。逆にみんなのおいしいパン情報があったら教えてください。写真やお店データと一緒にお便りがいいなー。
・158-0081 東京都世田谷区深沢8-10-11-402 パンの会事務局 渡邉政子
ぢゃ、今までありがとう〜。さよならー。
・・『パンの耳』から・・
「パンの散歩道」「パンカレンダー」と1年半にわたって、渡邉政子さんにはおいしいパンとの出会いをナビゲートしていただきました。パンっておいしい&たのしい、とパンのある生活を教えてくださった渡邉さんと、いままでご愛読いただきましたユーザーの皆様に心からのお礼を申し上げます。 ありがとうございました。
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